数学セミナー誌の「特集コーナー用扉絵イラスト」を2023年度担当させていただきました

株式会社 日本評論社様より出版されております「数学セミナー」誌におきまして、2023年度の一年間を通しまして特集記事コーナーの扉絵イラストを担当させて頂きました。
扉絵イラストにテクニカルイラストを取り入れてみたいとのご要望で、私にとっても初めての挑戦となりましたが、お喜びいただけたようで私も嬉しく思います。

一年間を通して描いた各イラストは、架空の機械をイメージしながら描いたものです。
現実にありそうでないような、でもありそうな。程よいところになっているかと思います。

各号で描かせて頂いた扉絵イラストを以下にご紹介させていただきたいと思います。
(オシャレな表紙のデザインは別の方がご担当されてみえます)

数学セミナー 2023年4月号

数学セミナー誌での初めての掲載です。
数学と、テクニカルイラストといういっけん関わりのなさそうな2つですが、数学という決まったルールや法則を用いて解を導き出すものと、テクニカルイラストというきっちりと整った線で表現するという部分で深いところで繋がりが感じられるなと思いました。

実際に紙面に掲載されているところを見ても自然に馴染んでいて、表現として面白いものになっているなと感じています。テクニカルイラストの新しいご使用方法を見出していただき、そしてお声がけくださいましてありがとうございます。

2023.03.20

数学セミナー 2023年5月号

イラストとしましては、奥にある3つのタンクから何らかの物質が送り出され、ある配合によって台座上に製品が出来上がってくるというようなイメージで架空の機械を描かせていただきました。想像で楽しんで頂けますと幸いです。

今月号の特集記事では「単元別 高校数学はこう続く」というものが掲載されています。高校で習う数学の内容が大学の授業ではどのように変化していくかということで紹介されています。今現在高校生の方で「数学」というものが好きで、大学に行ったらどのようなことを学んでいくのだろうかと興味を感じているときに「先」を知れる内容となっています。数学の世界での進路をお考えの方にとっても参考になるのではと思います。

2023.04.22

数学セミナー 2023年6月号

イラストとしましては、各種ボタンが付いている台座にカードが刺さってきたり、その上に出力画面付きの装置が取り付けられて、いくつかの端子がある、というような架空の機械になっています。イメージを楽しんでいただけますと幸いです。

今月号の特集記事では「実数を定義する・実数を理解する」というものが掲載されています。実数に関しての様々な考察が掲載されています。

また、私個人としましては「切り絵と数学」のコラムを興味深く拝読させて頂きました。

2023.05.24

数学セミナー 2023年7月号

イラストとしましては、いくつかの歯車が機械の中に組み込まれて行く、というような架空の機械になっています。イメージを楽しんでいただけますと幸いです。

今月号の特集記事では「数学オリンピックを愉しむ」というものが掲載されています。私自身、数学オリンピックというものがあることは知っていましたが、どのようなものなのかまでは知りませんでした。今回の特集記事では実際の体験談がいくつも掲載されておりましたので、大変興味深いものでした。

2023.06.18

数学セミナー 2023年8月号

イラストとしましては、配管をメインにパーツを接続している架空のイラストになっています。

今月号の特集記事では「夏休みに少し難しい数学のテーマに取り組む」という8月らしい内容になっているのかなというのが私が受けた感想です。数学にご興味のある方はこの機会に取り組んでみると楽しい時間が過ごせるのではないでしょうか。

2023.07.15

数学セミナー 2023年9月号

イラストとしましては、電子基盤に各種パーツを取り付けるような架空のイラストになっています。

今月号の特集記事では、数学の先生方の定理との出会いや思い出のお話が掲載されています。数学に情熱を傾けて取り組んでいた様子など、読み物としてもたいへん興味深いものになっています。

2023.08.18

数学セミナー 2023年10月号

イラストとしましては、コネクタの接続を表した架空のイラストになっています。

今月号の特集記事は、佐藤幹夫先生と関わりのある先生方のエピソード集となっています。
佐藤先生の数学が後の多くの数学の先生に多大な影響を与えたということがうかがい知れる数々のお話でした。
人間ドラマが垣間見えるものもあり、読み物としても大変興味深いものになっています。

2023.09.16

数学セミナー 2023年11月号

イラストとしましては、本体に配管が取り付いたりプレートが取り付いたりなどしている図です。

今月号の特集記事は、多様体をテーマにした様々なお話が掲載されています。
多様体のことを英語で表すと「manifold(マニホールド)」となります。車の部品などでは一本の配管から複数の配管に分岐(流れを分ける)しているパーツのことをマニホールドと言います。
言葉としてこのような場面でも繋がりがあるのだなという面白さがありました。

2023.10.15

数学セミナー 2023年12月号

イラストとしましては、滑車とベルトが構成されているパーツを表しているものとなっております。

今月号の特集記事は、数学好きの仲間たちが集まってどのような活動をしているかというお話がいくつか掲載されています。学生として、社会人として、それぞれの世代で数学とどのように向き合っているのかということが掲載されています。
仕事として、趣味として、人生の中でどう数学と関わっているのかということが伺える記事です。

2023.11.24

数学セミナー 2024年1月号

イラストとしましては、何本かの配管がメインとなる機械に接続されている様子を表しているものとなっております。

今月号の特集記事は、「多項式」というものに触れられています。
多項式と聞くと中学校や高校で習った覚えがあります。その多項式をさらに踏み込んだ形で解説されています。

2023.12.15

数学セミナー 2024年2月号

イラストとしましては、何かの機械が一定時間止まったり動いたりするような仕組みの部分的な箇所であろうイメージとなっています。

今月号の特集記事は「エルゴード」というものについて書かれています。
数学もさることながら物理にも関係しているようです。
興味がございましたらぜひご一読ください。
パズル研究室の「パイプライン」も面白いですよ。

2024.01.21

数学セミナー 2024年3月号

イラストとしましては、レールの上をアームが走り、物を掴んで移動させるような機械がイメージできるようなものになっています。

今月号の特集記事は「防災数学」をテーマにして、様々な視点から数学のお話を交えながら防災への取り組みや考え方などが掲載されています。
私たちの暮らしの中で、どうしても「災害」というものも密接に関係してきます。
防ぎ方や、対応のしかた、どうアプローチしていくのか、それらを考えるきっかけになるのではないでしょうか。

私は個人的に「消火器ノズルの振り方の検証」について書かれた記事を面白く読ませて頂きました。

2024.02.15


毎号読者が楽しめるように特集記事のテーマを工夫されてみえたり、読者への挑戦状!というような体の「エレガントな解答をもとむ」として問題が用意されていたり、脳トレになるようなパズル問題がよういされていたりと、数学好きの方にとってはたまらない内容になっています。
数学に対する情熱も毎号感じられる内容になっています。
ご興味のあるかたはぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

日本評論社様ホームページ:https://www.nippyo.co.jp/
(ご購入は上記ホームページ他、各書店、ネット通販などからどうぞ)

2023.04〜2024.03

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