イラスト工房Senではイラスト制作だけでなく、CADデータをIllustratorで扱えるようにデータを調整するお手伝いもしています。
扱えるデータは2次元CADソフトで作られたDXFデータです。
2次元CADソフトと聞くとAutoCADやJWCADが有名ですよね。
それらのソフトを用いデータの書き出しでDXFを選ぶとIllustratorで読み込むことのできるデータになります。
書き出されたDXFデータをIllustratorで調整し見やすいデータにしていくという方法です。
Illustratorで調整すると、チラシやカタログに使い易いデータになるので販促活動に使うことができます。
それなりの規模の会社になってくると、自社内でそれらの活動ができる部署があったりするのですが、なかなか全ての会社にそういう部署があるわけではありませんよね。そういった場合、外注で制作会社さんにお願いするというかたちを取っていると思います。
基本的には次のようなことが出来ます。
制作サンプルとしてご紹介させて頂きますね。
まずはこのようなCAD図面があったとします。
これをDXFに書き出して頂き、私の方でIllustratorで読み込みます。
データをIllustratorで読み込むと線の繋がりがバラバラの状態になっていたり、文字もテキストデータではなく線として扱われていますので、そのままではとても綺麗な印刷用のデータとは言えません。「ザ・図面」という感じです。
その状態から印刷用として使えるように綺麗にデータを整えていきます。
線をつなげたり、余分な線を消したり、テキストを打ち直したり。
細かいところまで見ていきます。
そしてある程度まとまってきたところで、線の太さを変えたり、色をつけたりなどしてよりよく調整していきます。
例えばこのような感じです。
余分な寸法線などは消してしまって、部品だけ取り出して色を塗り分けてあります。
パーツごとに色分けされていると見やすくなりますよね。
必要な寸法線だけ残して足すことも出来ますよ。
線画だけで表現したいなという時でも、線の太さを調整しながら綺麗なデータとして扱うことができます。
サンプルとしては白黒表現にしてありますが、もちろん線の色を変えてカラーにすることだってできます。
強調したいところは線の太さをより太くすることも出来ます。
また、線だけ白黒にしておいて、強調させたいところだけに色を付けて塗りつぶすということも出来ます。
このように印刷用データとしてとても扱いやすいものに出来ます。
ご検討中で、まだ外注の制作会社さんが決まっていなくて「どこかに頼みたい」とお考えでしたら、一度ご相談いただければ幸いです。